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既卒1年目の就活tips 新卒カードを武器にした立ち回り方

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既卒は既卒でも、何年目かで立ち回り方が変わってくるって知ってましたか?

実は、既卒になってからの経過年数によって、相応の戦略があるんです。

この記事では、”既卒になって1年以内の人向け”に、正社員として就職するための立ち回り方を、お伝えしていきたいと思います。

既卒1年目は新卒カードが使える

 

 

既卒1年目で最も強い武器は、ほとんどの企業で新卒カードが使えることです。

第二新卒と既卒の違いは、卒業後「正社員として就職したことがあるか否か」の部分になりますが、強さとしては「1年以内の既卒=第二新卒」くらいの強さです。

ただ、立ち回り方を間違えると第二新卒や2年目以降の既卒よりもハンデを背負うことになるので、そこには注意が必要。

 

立ち回り方としてはほぼ新卒と同様でOK

 

就活方法としては、ほぼ新卒時の就活と同様と考えていただければOKです。

就職説明会に参加し、エントリーシートを提出し、面接をする、という流れですね。

ただし、企業によっては新卒しかエントリーを受け付けていない場合もあるので、少し大変かもしれませんが、事前に企業サイトなどで確認することが必要です。

新卒と既卒、それぞれに対する企業の見方の違い

 

とはいえ、さすがに新卒に比べると既卒1年目は見劣りしてしまいます。

最も大きな新卒との違いは、”レールから外れている”ことです。

一般的には、大学を卒業したら就職するというのが当然の流れです。

価値観が多様化してきているとは言え、ほとんどの企業の中枢を担っているのが昭和の世代のため、日本ではまだまだ古い固定概念が根強く残っていますので、レールから外れた場合、なぜ外れたの?というところをスルーはできないのです。

後述しますが、ココが新卒との最も大きな違いであり、既卒1年目で最も注力しなければいけないポイントになります。

第二新卒と既卒に対する評価の違い

 

第二新卒との違いも、明確にしておきましょう。

一般的に第二新卒というのは、一度就職してから3年以内に退職をしている人を指します。

そのため、就業していた期間にもよりますが、少なくとも最低限の「ビジネスマナー」や「実績」がついていると考えるのが普通です。

第二新卒の場合は、ココがあるかないかが非常に重要になってきますが、既卒の場合は、ココはあまり問われません。

ビジネスマナーは当然あったほうが良いですし、実績もアルバイトのものでもいいのであったほうが良いですが、もしどちらもなくても「まあ習ってない(就職してない)から仕方ないよね」となることが多いです。

なので、既卒1年目としては、最低限学生レベルでできていれば、この部分はあまり気にしなくても良いでしょう。

 

最も大切なのは”既卒になった理由”

 

ミーティング中の写真

 

既卒1年目で最も大切な部分は、既卒になった理由です。

ほぼ100%の確率で、面接時に聞かれると思ってください。

しかも、既卒2年目以降との違いは、「既卒になってからすぐ就活してるじゃん」というところです。

後述しますが、面接時に聞かれたときに、相手を納得させられる理由、最低でも相手にネガティブな印象を与えないような理由を述べることが必要です。

  • 「大学時代に就職活動はしなかったのですか?」
  • 「なぜ新卒で就職しなかったのですか?」

このような質問をされたとき、なにも答えを用意していなくてしどろもどろになってしまうと、当然印象は良くないです。

なぜなら、既卒1年目の人の採用面接をする際は、採用担当としてココが最も知りたい部分だからです。

 

既卒になった理由をしっかり固めておく

 

面接官はほとんどの場合、役職者の方が多いです。

となると例外はあれど、ある程度の年数その会社で勤務していたり、転職組だとしてもある程度の経験がなければ役職者にはなれないので、すなわち年齢を重ねているので結婚もしていれば、子供がいる率も高いはずです。

仮に大学にいってから既卒になった場合、親目線で見れば面接官としては「お金を出して大学までだしてもらってるのに、就職もせずになにをしていたんだ。」という思いが、嫌でも頭に浮かんできます。

その理由が、いまいちピンとこなかった場合、厳しい言い方をすれば「ドラ息子(娘)」というレッテルが貼られてしまいます。

※ちなみに、筆者もそのドラ息子でした。

こうなってしまうと、あとの質問で相当なリカバリができないと採用に至ることは難しくなるのは、なんとなく想像できますよね。

なので、この質問でビハインドを作らないためにも、既卒理由をしっかりと固めておくことが重要なのです。

新卒で就職しなかったのにすぐ就活をしている矛盾

 

既卒2年目以降と比較して、唯一ビハインドになる点がこれです。

一例ですが、面接官の頭の中をイメージするとこんな感じです。

  1. 「新卒で就職しなかったのは、何かやりたいことがあったんだろう」
  2. 「やりたいことがあったはずなのに、1年も経っていないのに就職活動をしているのはなんでだろう」
  3. 「きっと、やりたいことを早々にあきらめたのかもしれない」
  4. 「新卒で就職をしないという選択をしてまでやりたいことなのに、それをすぐにあきらめるような人は、うちの会社に入ってもすぐやめてしまうのではないか」

この流れを作られたら、もはや採用を勝ち取るのは難しくなります。

早い段階で、このような悪い流れにいかないようにかじ取りをする必要があります。

 

既卒になった理由のOK回答例とNG回答例

 

 

それでは、どんな理由だったら納得してもらえるのか?逆に、どんな理由だと不採用になってしまうのか?というのを、面接官の評価を交えながら、具体例を挙げて説明したいと思います。

 

面接官にネガティブな印象を与える回答例

 

まずは、NG例を挙げていきます。

アルバイトでシフトを入れすぎて単位がぎりぎりだったので、就活をする時間がありませんでした。

計画性が無い人、ぎりぎりまでやるべきことを後回しにする人

やりたいことがなかったので、やりたいことがみつかるまで、ひとまずアルバイトを続けました。

主体的にやりたいことがみつけられない人(受動的)、ひとまずやってみるということができない行動力に乏しい人

バンドで食べていきたいと思い、就活はしませんでした。

すぐにあきらめて就活をしているということは熱しやすく冷めやすい(すぐ退職する)人

公務員を目指していたため、就活はしませんでしたが、公務員試験に落ちたため改めて就活を始めました

1回落ちたくらいですぐにあきらめる粘りの無い人

 

どれも、面接官にネガティブな印象を与えてしまいますので、これに類するような回答は避けるのが無難です。

面接官に納得されやすい回答例

 

次に、面接官を納得してもらえるOK例を挙げていきます。

ここで言う納得してもらえるというのは、「それなら仕方ないよね」というニュアンスの事を言っています。

 

・親が仕事をできなくなったので、学費は生活費を自身で賄うため、アルバイトを入れすぎて単位がぎりぎりになり、就活をする時間を作れませんでした。

逆境でもあきらめずに最後までやり通す人

就活中に実家の祖母が要介護になり、地元に戻って就活をするか家族と相談していましたが、在学中に結論が出ずに就活を断念しました。

仕方ない理由

バンドで食べていきたいと思い就活はしませんでしたが、卒業後に家族に不幸があり、甘い考えを捨て家族を支えていきたいという思いが強くなり就活をはじめました。

若気の至りで就職はしなかったが、しっかりとした動機で就活を再開しているので長く戦力になってくれる人

公務員を目指していましたが、試験に落ちたことをきっかけにもう一度深く考えた結果、公務員を志望した動機が、親のススメだったことに気づきました。視野を広げ、自身で決めた方向で力を発揮したいと就活をすることにしました。

親にいわれたからやるのではなく主体的に物事を決められる人

 

自分が原因でない経済的な理由や、家族が理由になっている場合は、”仕方ない”という評価になることが多いです。

また、嘘は当然いけませんが、言い回しを変えたりデフォルメすることは、仕事をしていけば必ず必要なことになってきます。(営業職なら特に)

たとえ直接的な理由でなかったにしても、多少なりとも既卒になったことに影響を与えていることなのであれば、後ろめたい気持ちを持つことなく堂々と言って大丈夫です。

ポイントはNG理由しかなくても”それを教訓にできているか”

 

納得してもらえそうな理由が見当たらず、どう考えてもNGな理由しか言えない、という人もいると思います。

その場合でも大丈夫です。

NGな理由でも、それを反省し教訓として、今後はこうしていきたいという自身の考えを述べることができれば、十分にリカバリはできます。

既卒1年目であれば、まだ”若気の至り”が通用する年齢です。

考えが甘かったり、幼かったりした自分を素直に認め、反省し、今後につなげることができる人なら会社から欲しいと思ってもらえるはずです。

 

就職課に頼れないので、対策は自分でやらないとダメ?

 

 

既卒1年目の就活では、既卒になった理由の納得性やそれを教訓とすることが非常に重要になりますが、なかなか自分一人でこれらを考えるのは難しいと感じる人も多いと思います。

既卒の場合、新卒と違って大学の就職課に頼れないこともあるでしょう。

他にも、自身で考えたものが客観的にどう感じるかや、納得性のあるものかどうかは、自分だけでは判断しづらいものです。

 

そんなときに客観的な意見を言ってくれたり、相談できたりするのは「友人」や「先輩」です。

素直に自分の状況を伝えて、相談してみてください。頼ったら意外に他人は助けてくれるものです。

また、既卒向けの就職エージェントというものもあるので、そこに頼るのも良いと思います。

彼らは、既卒を就職させるプロですので、専門的で的確なアドバイスをもらえるでしょう。

既卒1年目は選択肢も広いので、一つ一つやるべきことをしていけば、きっと納得のいく就職ができます。

心が折れそうになることもあると思いますが、あきらめずに頑張っていきましょう!応援しています!

 

>>既卒者におすすめのエージェントとは?そのメリットとデメリットを解説

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就職案内人 ”SPC”

人材系企業勤務10年(うち4年は支店長として勤務)の転職・採用市場の専門家。 既卒として就活を経験 詳しいプロフィール情報はコチラ

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