20代の既卒や第二新卒、フリーターの就職支援をおこなっているJAIC就職カレッジ。
その評判や具体的なサービス内容について当サイト編集部が徹底解説していきます。
JAIC就職カレッジとは?
まずはジェイック就職カレッジがどんなサービスなのか知っていきましょう。
JAIC就職カレッジって何?
ジェイック就職カレッジは、転職エージェント、就職エージェントなどと同じ人材紹介会社のことで、対象とする18歳~29歳の既卒・大学中退・フリーター・ニート・第二新卒の人に対して、未経験OKの優良企業へ就職する為のサポートをおこなっています。
テレビ東京の「ガイアの夜明け」や日本テレビの「NEWS ZERO」など、全部で310以上ものメディアに取り上げられている信頼あるエージェントで、厚生労働省委託「職業紹介優良事業者推奨事業」の職業紹介優良事業者としても認定されています。
ジェイック就職カレッジ利用のメリット
ジェイック就職カレッジ利用のメリットついて、公式サイトでは次のように書かれています。
就職支援の実績が豊富
- 正社員としての支援実績は15年で約15000人
- 就職成功率は80.3%
- 入社後定着率は94.3%
優良企業の求人を紹介
- 紹介する求人は未経験OKの優良企業
- 外食・投資用不動産・アミューズメントなど、離職率が高いとされる求人は紹介しない
- 企業に直接足を運び、社内の雰囲気や福利厚生などをチェックしたうえで紹介している為、ブラック企業入社のリスクをおさえられる
無料の就職講座で就活サポート
- 社会人スキルを身につける為の就職講座をおこなっている
- 自己分析のやり方や面接対策について学べる
20代全般を支援対象としているジェイック就職カレッジでは、高い就職成功率と定着率が大きな強みとなっています。
でも、これって本当なの?
これを見る限りでは、就活に苦しむ既卒者にとってジェイック就職カレッジはとても魅力的です。
でも、公式サイトに書いてあることは本当にその通りなのでしょうか?
企業が表立って嘘を記載する事はできませんから、事実を書いている事に間違いないと思いますが、これを見ても「実際はどうなの?」という疑いの目で見てしまう人がほとんどだと思います。
新卒者でさえ就活に苦戦しているのに既卒者がそんな簡単に就職できるなんて考えづらいですよね。
そこで、
実際にジェイック就職カレッジに足を運んで話を聞いてきました。
利用にあたっての疑問を解決するべく、当サイト編集部が実際にJAIC池袋支店に足を運び就職カレッジについて徹底調査してきましので、それを基に詳細を分かりやすく解説していきます。
【ジェイック就職カレッジの内観】
JAIC池袋支店の中は面談ルームが3部屋に研修ルームが2部屋、清潔感もあり狭苦しくもなく快適な空間でした。
公式サイトに書いてあることはホント?JAICでズバリ聞いてみました
1.就職成功率が高いのはなぜ?
まずは就職成功率について。公式サイトでは80.3%と高い就職成功率が書かれていますが、なぜそんなに高い数字が可能なのでしょうか?
一般的に、内定率が高い企業はブラック企業・あるいはブラック寄りの企業だと思う人が多く、この数字を見たときに真っ先に頭に浮かぶのが
「優良企業というけど、本当は離職率が高い仕事を紹介しているのでは?」
という疑問です。むしろこの数字を素直にうけとめる人の方が少ないでしょう。
これについて素直に疑問をぶつけてみたところ、就職成功率が高い理由について次のような回答がありました。
人間性重視で採用している企業の求人が中心
就職成功率が高いのは、ブラック企業や離職率が高い業種だからではありません。
ジェイック就職カレッジにある求人は、経歴ではなく人間性を重視した企業からのものがほとんどで、企業はジェイック利用者が既卒者やフリーター・ニートなどと理解したうえで求人を出しています。
「社会経験が無くてもじっくりと時間をかけて育てていこう」という方針をとっている企業なので、「既卒」だからダメという事にはならないのです。
ジェイックは企業からの評判が良い
実は、JAICは15年前まで企業の幹部や新人への研修をする教育の会社でした。
28年間の企業活動で60000社以上の実績があるのですが、特に新人研修に対する企業の評価は高く、これをきっかけに人材紹介会社としても事業をスタートさせたという背景があります。
現在就職カレッジを利用している企業の多くはそういったJAICの研修実績を高く評価している企業な為、ジェイックが紹介してくてくる人材なら採用するという企業が非常に多いのです。
企業からの評判が良い為、ジェイック就職カレッジを利用する企業も企業間の口コミがきっかけで増えていく事がほとんどです。
こんな部分でも企業にメリット
就職・転職エージェントは、企業が採用することで成功報酬が発生します。その為、企業は内定後にすぐ辞められてしまうと採用にかかった費用が無駄になってしまうというリスクがあり、採用に慎重にならざるを得ません。
そういった事への対策として、エージェントでは一般的に2~3ヶ月は返金制度を設けているのですが、ジェイックの場合はその期間を半年と設定しています。
その為、企業も早期離職によるリスクを抑える事ができ、内定を出しやすくなります。
2.ジェイック就職カレッジが選ぶ優良企業、その基準は?
未経験OKの優良企業とは言うものの、どういった基準で優良企業と判断しているのかは利用者側は分かりにくいものです。
この点について、ジェイックでは優良企業の基準を次のように定めています。
- 正社員求人である
- ブラック企業以外である
- 企業を訪問し、社風や福利厚生をチェックしてある
簡単に言うと、就職後に働きやすい会社かどうかという部分に焦点を当てて企業選びをしているという事です。
社会経験のない20代の既卒者にはまだ分からない部分もあるかもしれませんが、入社後に
「入社前に提示された給料や福利厚生と条件が違う。」
「先輩社員が何も教えてくれない。」
「社内の雰囲気がすごく悪い。」
というのはよくある話です。
20代の既卒者やフリーターの人は、就活が思うようにいかなくなると内定優先で仕事を選びがちな為、そういったケースに出くわす確率も高いです。その為、JAICでは「就職後に気持ちよく仕事ができる企業を紹介する」といった部分に重きを置いて求人を厳選しています。
その結果として、90%以上の定着率を維持できています。
※企業間の口コミで広がっていくとお伝えしましたが、ジェイックの基準に満たない企業の求人は紹介していません。
紹介する求人について知りたい
利用者が一番気になる求人の中身についても聞いてみました。
ジェイック就職カレッジで紹介する企業の年収は?
ジェイック就職カレッジでは、年収350~400万弱の求人がメインです。
大手企業の求人はある?
扱う求人は中堅・中小企業が中心ですが、大手じゃなくとも安定している優良企業はたくさんありますので安心して利用できます。上場企業の求人についてももちろんあります。
3.無料の就職講座ってどんなもの?
ジェイック就職カレッジでは、就職支援サービスを利用するには7日間のビジネス研修をうける必要があります。
この研修は企業の新人研修と同レベルのもので、基礎ビジネススキルを身につける目的と、社会人としてのマインド形成をする為におこないます。
主な研修内容
- 挨拶や身だしなみ、名刺交換などのビジネスマナー
- コミュニケーションスキル
- 自己分析や企業研究
- 面接対策
- マインド形成
マインド形成については、「原田メソッド」や「7つの習慣」をモデルにした内容のもので、企業からの評判も良い内容です。
7日間研修をうける必要はあるものの、これを受ける事で書類選考をパスする事ができる為、利用者のメリットはかなり大きいものとなります。
他にもあるジェイック就職カレッジのメリット
公式サイトに掲載されているもの以外にも、ジェイックには利用メリットがある事が分かりました。
それらについて紹介していきます。
入社後も担当者がサポート
ジェイックでは就職が決まったらそれでサポート終了というわけではありません。
入社後1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月後も研修を開いており、それが終わった後も入社後1年間までは連絡を取りながら定着に向けたサポートを徹底しています。
就職後は不安な部分や悩みも抱えがちですから、入社後のサポートはとても心強いはずです。
定着率90%超えというのも頷けますね。
ちなみにこの入社後研修というのは、企業によっては行かなくていいと言われ参加しない人も多く、連絡についても入社後に音信不通となってしまう人も多いようです。
上京して就職希望の人には上京支援制度がある
地方では仕事が見つからず、上京して就職を考えてる人はジェイックが無料でシェアハウスを提供してくれます。(期間の定め有)
それだけでなく、行き帰りの交通費についても全額負担してもらえます。
地方に在住の人は、面接の度に遠く離れたとこまで行くのは大変ですよね。
移動のお金もかかりますし、効率面でもかなり非効率です。
ジェイックを利用すればそんな悩みも解決できるので、集中して就活にうちこめます。
ジェイックはヤバイ!悪い口コミは本当?
ジェイックについて、ネット上では否定的な意見も少なからずあります。
- 求人がブラック
- セミナーがヤバい
などといった内容の意見がそのほとんどです。
これについて、ジェイックで聞いたお話しを基に解説していきます。
求人がブラックという声について
ジェイックの説明によると、ブラック企業の求人は取り扱わないように徹底しているとの回答がありました。これは当たり前ですよね。わざわざブラック企業求人があると言うエージェントや転職サイトはありません。
ブラック企業を排除する為の取組内容として、
企業へのヒアリング
直接訪問
と、計2回の取材からブラック企業判別をしていて、万が一入社後にブラック企業だと報告があった場合は、その後その企業の求人は扱わない対応をしているという事です。
また、ブラック企業だと判明しその企業を辞めた場合は、次の企業を紹介するといった対応をとっています。
進んでブラック企業を紹介するとは考えづらい
ご存知かもしれませんが、ブラック企業求人については、ジェイックだけでなく大体どのエージェントを利用しても「ブラック企業求人を紹介された!」といった意見があがっています。エージェントだけでなく、転職サイトやハローワークでもそうです。
実際、誰もが知っているような大手企業ですら残業未払いや長時間勤務が今も常態化しているわけですから、内部告発がない限り分からない部分も事実としてあるでしょう。
ですが、企業の情報を事前にネットで調べるくらいしかできないのと、エージェントが実際に訪問したうえでの情報では、圧倒的に後者の方がブラック企業へ就職するリスクは低いのではないでしょうか。
エージェント側もブラック企業を紹介すれば自社の評判が下がり、長期的にビジネスを継続していく事はできません。
そう考えると、ブラック企業を除外しようと取り組んでいるのは当然の事ですし、あえてブラック企業を紹介しようとなんて思ってもいないという事が分かりますよね。
全てをエージェント任せにしない
ブラック企業が存在する以上、どういった方法をとっても、どんなに気を付けていてもブラック企業に入社してしまうリスクはあります。
ジェイックも2回の取材はおこなっていますが、恐らくそれだけでは社内の全てを把握する事は不可能でしょう。特に、
ハラスメント
社内のコンプライアンス意識
については、実際に働いてみなければ分からない事の方が多いです。
内部に入らなければわからないものに関しては、労基署でもない限りどれだけ外部が調べても見えてはきません。
なので、どの方法をとってもブラック企業への就職リスクはあると理解し、全てエージェント任せにするのではなく自分でもブラック企業を避ける為の対策をしていく事も大事です。
人によって捉え方が違う場合も多い
ブラック企業については、人によって捉え方が違います。
- 体育会系をブラック企業と判断する
- 法令内での残業なのにブラック企業と判断する
- 力仕事をブラック企業と判断する
など、人によっては全然普通な事でもそれをブラック企業と騒ぎ立てる人もいます。大変=ブラック企業と結びつけている人です。
ジェイックで紹介された求人をブラック企業と言ってる人がいても、他の人からすればそうではないという事も考えられます。(法令違反は別です)
なので、そこを参考にして利用を躊躇するよりかは、まずは実際に利用してみて、面接した企業の口コミをご自身でネットで調べるようにした方が良いでしょう。
ブラック企業の場合、「企業名 口コミ」「企業名 ブラック」などと検索すれば大体ブラック企業かどうかは判定できます。
そこで怪しいと思えば断ればいいのです。
ジェイック就職カレッジについては、実際に利用してみたら全然ブラック企業の求人なんかなかったという声もあがっているので、まずは利用してみてはいかがでしょうか?
ジェイック就職カレッジの営業セミナー、その評判がマジヤバイ。
ジェイック就職カレッジで目立つ意見が営業セミナーがかなり体育会系でヤバイというもの。
これについて、ジェイック就職カレッジでは10年前まではそういった研修をしていたと認めていました。
なぜそんなキツい研修をしていたのか?
これには理由があり、結論から言うと企業が求める人材にあわせた研修をしていたという事になります。
当時はちょうど就職難といわれている時期で、企業はいかに低コストで結果を出すかという事に重きをおいていた時代でした。なので、当時の企業が求める人材は
飛び込み営業で結果を出す
毎日400件のアポ電
といったような事に耐えられるような超体育会系の人材だったのです。
企業からはそういった人材を求められる為、それに応えられるような体育会系のセミナーをあえてやっていたようです。
ですが、時代も変わり企業は自分で考えて行動できる人材を求めるようになってきた為、現在はそういった研修は一切やっておらず、むしろ求職者に寄り添う形で丁寧なサポート方針をとっているとの事でした。
【ジェイック職種カレッジのセミナーの様子】
ジェイック就職カレッジを利用して就ける業種・職種
実際にジェイック就職カレッジを利用する事で、利用者はどのような業種・職種に就く事ができるのでしょうか?
ジェイックで扱う求人の特徴をまとめました。
ジェイック就職カレッジ採用業種の割合
まずは採用業種の割合から。
上の画像を見ると、採用実績の多い割合は
- メーカー 22%
- 商社 19%
- サービス 19%
- 不動産 17%
と、メーカー系業種への採用実績が一番高いという事が分かります。
現在、人手不足と言われているIT業種の採用実績は少ないですが、これはジェイック就職カレッジでのIT業種の求人数がそんなに多くないためです。最近はIT業種にも力を入れているので、徐々にIT業種の求人も増えてきています。
紹介する職種はどんなもの?
職種について具体的なデータはありませんが、ジェイック就職カレッジで紹介する求人の業種は、営業が6割で残りがその他の職種との事でした。
その他というのは、事務・管理部門などのバックオフィス系や技術系の職種などです。
営業と聞くと「飛び込み営業」というイメージが強いせいか、かなりキツい仕事と想像する人が多いですが、すべてが飛び込み営業の求人というわけではありません。
取引企業の特徴
次にジェイックの取引企業の特徴です。
優良企業求人を厳選していると言っているだけあって、取引企業は設立年数の長い企業がほとんどです。
設立年数が長いからといって倒産リスクがゼロになるわけではありませんが、設立年数が長いというのは安定して事業が継続できているという証拠です。
事業の基盤がしっかり整っている為、安心して働いていく事ができます。
続いて従業員規模です。
ジェイック職種カレッジで扱う求人は中堅・中小企業がメインの為、従業員50-300名規模の企業の求人が一番多いです。
ジェイックの紹介先企業を詳しく知りたい
紹介先企業の一例が公開されているので紹介します。
企業A
トヨタなどと直接取引をしている東証一部上場企業の子会社メーカー。
土日休み
企業B
全国シェア1位の分野を持つ上場企業。顧客は大手企業中心で安定している。
年間休日125日以上。
企業C
創業55年、四季折々の和菓子を企画している食品メーカー。
商品企画の仕事。
企業D
テレビ局や大手広告代理店と一緒に番組やCMを作る映像制作会社。
自由な雰囲気の会社。
企業E
国内シェア8割、世界シェア3位の優良メーカー。
世界各国に販売網がある。土日休み。
これらは全て正社員求人・スーツを着て働く仕事が中心です。
ジェイック職種カレッジで就職を成功させた人の就職先
実際にジェイック職種カレッジを利用して就職を成功させた人はどんな人なのか、公式サイトより引用しました。
就職時年齢:23歳 性別:男性
医療の転職支援会社
BEFORE
消防士試験の勉強AFTER
医療系の転職支援
就職時年齢:25歳 性別:男性
営業コンサル会社
BEFORE
単位不足と公務員試験の失敗で大学8年生AFTER
営業代行部のチームリーダー
就職時年齢:24歳 性別:男性
工場機械の専門商社
BEFORE
大学中退後ニートAFTER
老舗メーカーの営業
就職時年齢:23歳 性別:男性
車部品の専門商社
BEFORE
留年後に既卒フリーターAFTER
営業や新人指導
就職時年齢:26歳 性別:男性
リボン食品株式会社
BEFORE
留年後にフリーターAFTER
生産職
就職時年齢:23歳 性別:男性
福田油機株式会社
BEFORE
大学中退後フリーターAFTER
工場機械のメンテナンス・技術職
引用元:ジェイック就職カレッジ公式サイト
【ジェイック職種カレッジ利用者の声】
まずは一歩踏み出そう
今回、当編集部がJAIC池袋支店に行ってきた感想として、JAICの方には終始明るく笑顔で接していただきとても好感を持ちました。
また、就職サポートにおいて、ネガティブな声をなくす為に親身なサポートを心がけているという点についても担当者の熱意を感じる事ができました。
ジェイック就職カレッジでは、既卒者の方を就職へ導くために全力でサポートしています。
ネットの悪い口コミに惑わされず、まずは一歩踏み出し、是非、自身でジェイック職種カレッジの就職サポートを体験してみてください。